葉酸は胎児が子宮内で成長する過程において重要な役割を果たしています。妊娠初期において葉酸が不足すると、先天性の神経系の病気になりやすく、最悪の場合流産の可能性があります。
というのも、葉酸は
遺伝子情報の複製にかかわりが深く、妊娠初期における胎児の活発な細胞分裂の時期に最も葉酸が必要となるからです。
葉酸が一番必要とされるのは妊娠初期です。その大事な時期に妊娠に気付かず、効果的な葉酸摂取のタイミングを逃すことが多いのです。
特に若い女性はダイエット目的で極端な食事制限に走りがちです。葉酸などさまざまな栄養素が不足しているダイエット期間中に妊娠に気づかないでいると、先天性の神経障害(神経管閉鎖障害)を持つ子供が生まれるリスクが高くなってしまうのです。